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リンゴを下ろして見る

2007年12月6日木曜日

昨日、とても大きなリンゴを頂きました。非常にインパクトがあった時はデジカメに撮ったり計測したりします。それとお礼のメールには味などの感想を書いて送ることにしています。

その時、どう表現すれば相手に伝わるかと言う事です。ただ「美味しかったです。」だけではお礼の常套句に過ぎません。

味を表現する場合、香り、甘み、酸味、辛味、旨味、苦味、えぐみ、舌触り等の感触、それぞれの要素の範囲と連続性などです。口に含んだ瞬間から飲み込むまで色々な味が楽しめたら、それはもう至福のひと時です。

ただ大きなリンゴを作るだけならそう難しい事で無いのかも知れません。これに味が伴なってこそ初めて高級品とか一級品とかになるのだと思います。

このリンゴは「サンフジ」と言う品種のものでした。
皮を剥き始めた瞬間からリンゴ独特の香りが漂っていたので「これはいける!」と言う期待感は高まって来ます。実際に食べて見ると、シャリッと言う歯ごたえ、甘み、酸味も私の品質基準に合致するものでした。

ただ、きょう食べたものは昨日ほどのものではありませんでした。「私だけかな?」と思い、妻に尋ねて見たら同意見でした。これが製品のバラツキと言うものでしょう。

電気製品なら規格と言うのがあって、一台一台検査してから、出荷しますが、食べ物はそう言うわけには行きません。それがこう言った生物の難しいところです。

それでは明日食べるのはどう出るでしょうか。これもまた楽しみのひとつです。

(1)箱より4個取り出し、Canon A700のマクロと高感度モードを使用して撮りました。画像処理はいつも使っているフリーソフトPixiaでしています。



(2)ここで計測、直径10cmと出ました。
このノギスで果物を測るのは2度目です。最初のはこのページに書いています。



(3)皮はかなり硬いので、皮付きのまま食べる訳には行きません。しかし皮の所に栄養有りと思いから、下ろして見ることにしました。

フードプロセッサーとかミキサーという道具はいつの間にか我が家から姿を消していたので、昔の下ろし器と使うことに。これって結構大変でした。皮が硬いので、この所に来るとえらく力が要ります。下手をするとリンゴから指から滑って、指を傷つけかねません。



(4)ようやく出来上がり。リンゴは酸化が速いので、このように直ぐ黒ずんで来ます。でも味はバッチリでした。幼年期、風邪をひいた時、母親はこれを作って食べさせてくれたものです。



(5)ヨーグルトの中に入れて見ました。ヨーグルトとはマッチングが良かったです。ヨーグルトに甘みが加わって、味のレンジが広がりました。



これって、たまには好いけれど続けてはやらないでしょう。作業中、壁に飛び散らしたり、怪我しそうになったり、後片付けも大変だし、食器に下ろし器との擦り傷を作ってしまうし・・・。

下ろし器を使う場面とは?我が家ではニンニク、生姜、わさびを下ろすとき位かな。その機会はあまり無いのだが、今度からは私の役目になるかも。