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台湾が日本人向けに長期滞在ビザを発行

2006年4月8日土曜日

2006/3/16,NHKラジオ台湾支局発
台湾でも日本人退職者の長期滞在者を誘致する政策に乗り出したとのこと。その第1号者の顛末を話題にしていました。場所は地震でニュースになった事のある台湾中部の南投県埔里と言う所。ここは紹興酒の産地としても有名で自治体が積極的に推進している。地震跡にマンションを建設しそこに日本人を住まわせようと言うもの。部屋代は5万円位で1か月15万円程度が生活費。この背景は来年大量に出る団塊世代を狙ったものらしい。日本語サービスボランティアの育成や日本食スーパーなど受け入れ体制を整備しつつあるということだ。

長期滞在者の第1号が現地で住んでみたが2週間しか持たなかったとか。制度の概要開始:2006年2月1日から対象:日本国籍を持つ55歳以上の日本人退職者査証(ビザ)の有効期間:180日、期間中は繰り返し出入国可能。申請に必要な書類:年金受給証明書、警察の無犯罪証明書、五万ドル(約5百80万円)以上の財力証明が必要。同行する配偶者の年齢制限は無し。

アジアでの退職者等向け長期滞在ビザ制度は、タイ・フィリピン・インドネシアなどが設けています。しかし単純な観光気分では長続きせず失敗する例が多いと聞きます。やはり何をしたいかの目標を定め現地の文化・習慣を理解して社会に溶け込み、友人を作る事が成功の鍵と言えそうです。